わたしには上に計4本の差し歯があり、色なども自然に見えますが、歯並びを重視する会社のため、この選考で落とされたくありません。
差し歯および銀歯等がレントゲンに映らないようにするにはどうすればよいのでしょうか。

まず、直した物がレントゲンフイルムに写らないようにする方法 は、絶対にありません。 それよりも、外資系航空会社がレントゲン に何を求めているのでしょうか。
微笑んだときの、いわゆるスマイルラインは書類選考時の顔写真や 面接時にわかるはずで、これでわからない奥歯の大きな虫歯や、差し 歯の根の先に慢性の病気が見られないかなどをチェックすると推察し ます。
航空歯科学からすると、地上では軽い虫歯の痛みが上空では激痛に なったり、わずかな化膿による腫れが離陸したとたんに顔面腫脹をき たしたりすることは、よく知られています。
外資系が要求しているのは、すべての歯がまったくの健全歯である ことではなく、歯並びが悪くても矯正治療ができているか、虫歯や歯 周病などの口腔管理ができているかを確認するために、レントゲン提 出を義務づけているのだと思います。

歯科医院で治療に用いる材料は、ほとんどのものがレントゲンに写ります。
これは、歯科医師が治療の結果を判断するのにレントゲン撮影を使用するからです。
確かに欧米では歯並びを重視しますが、これは、自分の体をきっちりと自ら管理できているということが重要なのです。ですから、きちんと治療をしてきれいな歯はプラスにこそなれ、マイナスにはならないと思います。あなたの努力の結果である、きちんと治療をしてきれいになった歯並びに、自信を持ってください。